

この記事のポイント
会社の掲げるVISION“期待値を超える”をモットーに提案
予算内のプランに加え、予算にとらわれない理想のプランも提示
お客様のライフスタイルに寄り添い、外構づくりそのものの体験価値を高める
建物と外構の一体提案で、住まい全体の価値を向上
建物と外構を同時に設計することで、設計上の課題や無駄を解消
トータル提案で、一棟あたりの単価も約1.5倍に向上
RIKCADを活用し、提案のスピードと質を両立
RIKCADを活用したスムーズな提案が、急成長する事業を支えている
急成長中の住宅会社の「期待値を超える」VISION
WITHDOM Group(株)は福岡発、全国展開している住宅会社。注文住宅やリフォームを手掛け、
コストパフォーマンスとデザイン・性能バランスを重視した「感動を見つける」住宅を提唱している。
設立して10年も経過していないが、急成長を遂げている注目のビルダーだ。
代表取締役の南郷氏はかねてよりエクステリア事業に専任できる人材を求めていた。
そんな時、荒巻氏(前職はエクステリア関連の問屋勤務)に出会い、
荒巻氏を中心にエクステリア事業部がスタート。
その後、荒巻氏と旧知の仲であった大門氏、立石氏も入社。
現在、エクステリア事業部は3名体制となっている。
福岡県の案件は主に、荒巻氏・大門氏・立石氏が担当している。
全国の案件は地元の提携業者が請け負うが、御指名があれば荒巻氏や大門氏が担当することもある。
ウィズダムグループの掲げているVISIONに「常に期待値を超える」という言葉がある。
| 荒巻「提案の際に、VISIONの言葉は意識しています。最初の提案で2案描くようにして、1つは予算内のものを。もう1つは予算度外視で“お客様のしたい暮らし”を提案することにしています。お客様の期待値を超えるために、お客様のライフスタイルに寄り添い、どのように暮らしたいのかを考えながら提案します。そうすることで、暮らしそのものに対する満足度が高まり、その積み重ねが信頼につながっていくのかな、と。結果として、お客様に感じていただける価値も、私たちが提供するサービスのバリューも、少しずつ高まっていくのだと思います。」 |
価値の提供の積み重ねで、以前は200~250万円だった外構予算が、近ごろでは350万円まであがってきたという。
外構の予算取りは営業の担当だ。営業スタッフが「住宅において外構は大事なもの」という意識づけがされ、
外構を重要視するようになったことで予算も目に見えてあがってきている。
営業スタッフとの密なコミュニケーションを図るようにslackを駆使するなど、工夫している。

▲左:提案パース 右:施工写真
選択肢の提示は、お客様にとっての体験価値向上
お客様へ2案を提案することをCAD作図者はどう感じているのか。
立石「2案のうち予算を度外視して制限なしで作図したプランは、当然ですがとても良いプランになります。現実的な予算を踏まえることはもちろん大切ですが、あえて予算を超えるようなプランも選択肢として提示することで、お客様に『こんな暮らしができたら素敵だな』という期待や高揚感を持っていただく。その時点では実現が難しいプランであったとしても、理想の暮らしを具体的にイメージしていただく体験そのものが、外構づくりにときめくプロセスであり、お客様にとって大切な経験になると考えています。」 |
お客様に寄り添い、それぞれに合ったライフスタイルを模索し、ベストなプランを提案する。
そのためにはデザイン面だけではなく、機能面にフォーカスすることも重要だ。
| 荒巻「外構や庭は、とても多面的な意味のある場所です。住まう人にとって、どういう場になるか機能設計が必要不可欠です。愛車を守れること、遊べること、癒されること、プライバシーが確保されること…。特にプライバシーの確保は、根本的なことです。プライバシー確保されていない場では、何もできません。お客様へは、お金がかかっても目隠しは最重要だと伝えています。庭や外構でできることが増えれば、生活が豊かになってまわりまわって恩恵が返ってきますので先行投資ですよ、と伝えています。」 |
建物と外構の一体提案がもたらすもの
建物と外構を同時に提案できるのも住宅会社の強みだ。
トータル提案することで、建物の不足点や課題を、外構で補うことができるからだ
荒巻「建物と外構を同時に設計することで、ここに窓を配置しても意味を成さないから変更しようとか、外構の照明設計のためにこの位置に配線が必要だとか…。相互連携することで無駄が省かれ、設計がブラッシュアップされていくので予算が浮くことがあり、その分他の箇所にまわす場合もあります。建物と外構の連携設計はお客様のためにも、欠かせないことです。」 |
立石「よくある建物ポーチと外構設計がバッティングしてしまう問題も、連携することで最初から問題がおきません。設計者、施工者、お客様にとっても問題を最初からつぶしておくことは重要なことです。」 |
建物と外構をトータル提案で価値が向上し、一棟あたりの単価が1.5倍近くアップした。
さらに、価値向上のために提案だけではなくYoutubeや各SNSを駆使し、
マーケティングチームが発信をし続けている。顧客の中にはYoutubeを視聴し、
建物の性能には外構や庭の影響が大きいということを理解した上で、
外構の設計をしっかりとしたいと要望を伝えてくる方もいるという。


▲施工写真
RIKCAD導入の決め手はシェア率の高さ
現在、RIKCADは3台稼働中だ。
RIKCADの導入の決め手は荒巻氏が前職で使用していたこともあるが、シェア率の高さも決め手となった。
RIKCADのFAQやYoutube動画などを視聴し、独学で習得した。
提案はRIKCADの3D画面を見せながらおこない、修正箇所はその場で修正する。
それによって大幅な時間の短縮に繋がっているという。
荒巻「提案の際に、樹木はプラン内になるべく入れるようにしています。お手入れが面倒…ということで消極的なお客様もいらっしゃいますが、やはり樹木は外構や庭に欠かせない大切な要素ですので、植えることを推奨します。なるべくイメージに近い樹木、できれば山採りの樹木をお客様と一緒に現物を選びにいくことにしています。これも外構づくりの楽しみ、経験値や価値につながります。植栽のアフターメンテナンスは指定の提携業者を紹介しますが、私たちにご相談いただくこともあります。お客様との接点がもてることは、つながりが途切れないということです。つながりがマネタイズを生むと思っています。」 |
会社の急成長に伴い、着工棟数も増加している。
2019 年の 8棟から 2026 年7月決算時期には 200 棟(予定)に増加。
急成長の下支えに全国展開を見据えた組織づくりがある。
組織作りは社長自らが陣頭指揮を執り、集客や認知啓蒙のためのマーケティングチームの発足や、
社長自身も積極的に活動している。決断やアクションが早く、そのスピード感と実行力が急成長の要因だ。


▲施工写真

取材日 2026/7/28
:取材協力:
WITHDOM Group株式会社
所在地 福岡県福岡市
代表取締役 南郷 克英
