

王道の使い方から、エキスパートならではの活用方法
–モルフツールの活用シーンを教えてください。
「1つ目は王道の、屋根のカットをする時にモルフツールを活用します。やはり、早くて綺麗です。」
–屋根のカットで、モルフツールを活用しているユーザー様は多いとお聞きします!
「2つ目はオブジェクトをモルフに変換します。モルフに変換後のオブジェクトをカットしたり、
加工している方は多いと思うのですが、私はモルフ変換後オブジェクトの材質を抽出して、
インスタント材質に登録しています。」
–オブジェクトのテクスチャを抽出して、インスタント材質に登録するんですか?その理由は…?
「たとえば、三協アルミのエスポⅡのシナモンエルムという機能門柱を良く使います。
その色を使いたいので、テクスチャを抽出して枕木に使用したりします。
メーカー側がテクスチャを配布している場合もあるかと思いますが、
探す手間を考えれば、オブジェクトをモルフ変換しててテクスチャを抽出した方が早いと感じています。」
–なるほど…!その発想はなかったです。
「モルフツールの最大のメリットは立面図で回転ができることだと思います。
線やスラブで描いたものをモルフで立ち上げることによって、オリジナル部材の作成ができます。」
–具体的にはどのようなオリジナル部材を作成されていますか?
「アイアンのフェンスや門扉、オリジナルの板塀門扉等…ビニールハウスを作ったこともあります。
その際、平面図上ではレイヤーで隠す必要もあり手間もかかりますが、
オリジナル部材が作れるメリットに比べれば苦にはなりません。
今は『困ったらとりあえずモルフに変換すればどうにかなる』とまで思っていて(笑)
モルフツールがないと無理!だと実感しています。 」

▲左:板塀と取っ手をモルフで作成 右:アイアン門扉とフェンスをモルフで作成(提供:banana creator)

▲ビニールハウスをモルフで作成(提供:banana creator)
:取材協力:
banana creator
所在地 兵庫県加西市
取材日 2025年9月25日
