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事例・実績 株式会社イムラ

1927年に材木商として創業した株式会社イムラ。1985年に転業し、地元・奈良の吉野杉をはじめとする、
素材にこだわった注文住宅を手掛けています。
住宅業界の中で、地域密着型の注文住宅会社における外構・エクステリア設計の立ち位置とは。
技術本部 エクステリア課 係長の川本征二氏にお話をお聞きしました。


 

–創業年数が100年近い株式会社イムラに入社されたきっかけを教えてください。


「以前に勤めていたエクステリア施工会社では、家が完成してから外構の設計に取り掛かる機会が多かったです。
そのため家が完成してから外構のプランを考えていく中で目隠しが必要になるなど、
最初にお客様が想定していなかった課題が見つかり思わぬ出費に繋がることも頻繁ではないですが見受けられました。
また窓の向きやサービスヤードへの動線など、敷地を全体的に考えた設計ができれば
計画の段階でお客様により満足いただけるプランの提案ができるのではないかと考えていました。
そんな中で弊社の代表の思いに共感し、さらに地場の素材を使うというこだわりの強さに惹かれて転職をしました。」

 

 


–家の完工後、外構業者はお客様の方で見つけてくださいとする住宅会社もあるかと思うのですが、
株式会社イムラではトータルで提案することにされているのですね。


材木販売から始まり住宅業に転業した弊社は、
家づくりに地場の吉野杉を使うことを一番のこだわりとしてきました。
私が入社したのは5年前になりますが、その前から住宅と外構のトータル提案をしていました。
住宅と外構、全て完成した上でお引き渡ししたいという社長の思いがあったようです。

 

 

–提案の流れはどういった感じでしょうか。


「まず家づくりに関する資金計画を元にした予算の中に、大まかではありますが
外構の予算費用も検討していただきます。
外構の予算に関してはほとんどの方がピンときていないことが多いので、
お客様の全体的な予算の中でバランスを考えながらプランを考えていきます。
住宅が完成した後に予算内で納めようとすると『外構これだけしかできないのですか?』
という事態を招くことが多いからです。
その不測の事態に陥らないためにも住宅と同時進行で考え、外構にかかる費用も把握していただいた上で
資金計画と合わせて住宅と外構のトータル提案をおこなっています。
もちろん予算には上限があるので、お客様のご要望をお伺いしながら引き算をしていくこともありますが
住宅に見合った、お客様のご要望をできる限り反映したプラン提案につながりご成約いただくことが多いです。


 

 

–家単体では住宅ではないですよね。


「弊社ではお引き渡しの際、玄関でテープカットのセレモニーを執り行うのですが、
その時に外構が完成していないと記念すべき日にも関わらず絵にならないというか…。」

 

 

–住宅設計において外構も重要なポジションとして扱われていることがわかります。


「そうはいってもあくまで家が主役で、外構は家に寄り添うものというとらえ方です。
エクステリア・外構業者さんはファサードを見せたいとか大きなカーポートの提案もされることが多いです。
弊社では、家にこだわりがあり家をより美しく見せるための外構なので、やや控えめな外構計画が多いかと思います。
しかし2023年春に近畿圏最大級となる住宅総合展示場への出展もあり、今後は“魅せる外構計画”を意識し、
予算が潤沢なお客様にも積極的な提案を行いたいと考えています。」

 

 

 


–メーカー商材よりも自然素材を多く使われているイメージが強いです。


「もちろん必要な場面に応じてメーカー商材も使っています。
ですが、基本的にはなるべく自然素材を使うようにしています。

 

 

–月にどれくらいの案件を担当されているんでしょうか?


「私は月に2~3件を担当しています。
弊社の年間棟数が約60~70棟、将来は年間100棟を目標に掲げているため
全ての案件を私が担当しているわけではなく、他のスタッフと分担したり外注の業者さんに依頼することもあります。
弊社の場合はどうしても家に合わせた自然素材を使用することが多く、
外構の予算が他の外構業者さんよりも高くなってしまいます。
お客様のご要望をお伺いし、トータル提案のメリットを十分にご理解いただくために
初期提案からフルスペックのプランニングを提示します。
お客様ご自身が納得されたうえで、家と外構のトータル提案をお選びいただきたいからです。」

 

 


–株式会社イムラに入社された時からRIKCADで提案を?


「私が弊社に入社が決まった時、RIKCADは導入されていなかったのですが、
面接の時に話をしていたこともあり、私の入社決定と同時に導入を決めてくれたようでした。
私にとっては10数年使用している慣れ親しんだソフトで仕事ができることは大変作業効率も良く、
スキルを認めていただいたようで嬉しかったです。
CADの機能もどんどん追加されて、石材配置で石の表現など自然素材に関しては
昔と比較できないほど向上してきており、お客様のイメージの湧きやすさに加えて
仕上がりのギャップの軽減にもつながっているのではないでしょうか。」

 

 

–川本さんはこのたびRIKCAD認定プログラムを受けて見事合格されましたが受けるきっかけはなんだったんでしょうか。


「今でこそ言える話なのですが、大阪営業所の方からこんな認定プログラムの説明と認定の打診を受けました。
意欲的に自分で認定の判定を受けようと決意したわけではなかったんです(笑)
ほんの軽い気持ちで快諾させていただいたところ、想像以上に提出課題が大変で…。
でも受けると言った以上はやるぞ!と決めてやりました。
弊社に骨を埋める気で転職したのでスキルの見える化や資格にこだわりはありませんでした。
ただ、やると決めたからには腹をくくって取り組み、結果的には受けて良かったと思っています。
社内では「図面が見やすい、わかりやすい」「プランがいい」と言ってもらえる機会は多いのですが、
第三者の目線で客観的に審査の先生方に評価いただけたことで、
日々の仕事に対する自信にもなりました。」

 

 


–RIKCADを使う上で工夫されていることはありますか?



「逆をいうとCADのプレゼン精度が良くなり、お客様が過剰なイメージを持ってしまう場合もあるので…
草花は控えめにするなど、現実的な雰囲気で描くということを念頭においています。
架空のプランではなく、全て現場ありきの話なので。
設計図と現場の施工に間違いが発生しないように、施工現場にも顔を出しています。
現場カメラなども活用して作業の効率を図ることも必要ですが、

自分で設計したプランなのでやはり現場が気になり足が動いてしまいます。」

 

 

–お客様とはどれくらいの期間のお付き合いになるのでしょうか?


「一番最初の打合せの段階からだと半年以上のお付き合いになります。
提案をしてご成約いただき、家の工事がスタートするので家の工事期間中は空きます。
次第に完成していく、吉野杉の香りに包まれたマイホームを見て気持ちが高まっているお客様に
「あとは外構だけですね」と言われるとプレッシャーでもありますが、
いよいよ仕上げ!という感じで気合が入ります。

 

 

–今後の目標などおきかせください。


「やはり弊社のこだわりに惹かれて入社したので、家が引き立つ外構設計ということですね。
特に弊社のメッセージである「五感にこだわる」ということを追求できれば、と。
例えば植栽の美しい影が落ちて絵画のようになること、風が抜けた時の木々の葉音、
水場がある場合は耳をくすぐる水音、石材などを触った時の質感、花や植物・土の香り、
外で食べる食事の別格さ…などお客様の五感を研ぎ澄ます外構をつくっていくのが私の目標です。



–ありがとうございました。今後の活躍も楽しみにしております!


:取材協力:
株式会社イムラ
代表取締役社長 井村義嗣
所在地 奈良県奈良市

取材日 2023年7月11日