RIKCADの学校版だからこそのメリット
- 3Dモデリングやゲームのような美しいグラフィックで学生たちの知的好奇心を刺激
- 業界内で高いシェアを誇るプロツールを使ったリアルな設計・提案用の制作物
- エクステリア・造園業界に精通したユニマットリックの特別授業でスキルが身につく
- 即戦力スキルを身につけた生徒の就職率アップにつながる
導入前は、下書きをした後ケント紙にインクで描き、水彩色鉛筆で色付けという工程で設計図を作製していました。全国造園デザインコンクールに出展する際には約半年の準備期間がかかっていました。RIKCADを使うことにより短時間での作図が可能となり、平面図を描けば透視図も見ることができるので、全体のバランスが悪ければすぐに修正作業に移れるため「いろいろな設計図が試せる」と生徒たちにも好評です。毎年、卒業生を県内造園施工企業に送り出せるようになってきました。
しかし、新卒者のエクステリア企業への就職の機会はまだまだ限られています。造園施工企業はもとより、エクステリアデザイン企業との協力関係を築き、より実務的な実習を取り入れていきたいと考えています。県内でRIKCADを活用している企業の方を講師に招いて、授業をしてもらっています。エクステリアデザインを専門とする方達の職業観・心構えを学んだり、現場の視察や体験などがメインです。RIKCADを用いた専門技術の習得を行うなど、エクステリ業界へのアプローチを積極的に行っています。学校版とはいえプロユースのCADであるメリットは感じています。
【山口県立宇部西高等学校】
造園技術コースのプランニングは手描きがメインです。その中で将来的なビジョンや目標を聞き「設計の道に進みたい」という意志のある生徒にRIKCADを使用した課題研究を優先的に指導しています。RIKCADを使用した課題研究は1年間通して実施します。課題研究の時間以外でも時間が許す限り生徒にはCADに触れるようにしています。生徒は付属マニュアルをスラスラこなしていき、他の生徒に操作法を教えたりする場面も見受けられます。操作性が良くレスポンスの早いCADは好奇心を刺激し、生徒の自主性を高めるのにも役立っていると感じます。ゲームで「3D慣れ」している生徒たちはCADならではの3Dパースの美しさとリアルな表現力に高い関心を示していました。CADを使い出してから生徒たちのプランニングの独創性や着眼点が変わってきた気がします。自分のイメージがすぐさま形になる面白さに、興味が高まるので集中力が途絶えないというか、休憩を忘れてのめりこんでいる子もいます。課題研究の授業にはテストはありません。自分で考え調整し、課題を仕上げるのが目標です。しかし、学祭での作品発表会や、各コンテストへの応募参加で変化に富んだ授業を行うようにしています。コンテストに参加させることによって生徒のモチベーションを高めるようにしています。RIKCADを導入していなかったらコンテストへの参加もなかったかもしれません。手描きでは授業の枠を超えてしまい、時間的に限界があるからです。CADを導入したことによってチャレンジの幅が広がり生徒たちの可能性も広がったことがメリットに思います。
【三重県立四日市農芸高等学校】