有限会社ビークリエイト

導入事例

◆RIKCAD意見交換会◆Vol.2 パースコンテスト最多受賞者の超絶テクニック

リックパースコンテストで大賞や優秀賞を受賞している有限会社ビークリエイト米田 由美子氏、
エディア株式会社山口 詩乃氏・畑中寛幸氏を中心としたRIKCAD勉強会が北海道のエディア株式会社で行われました。
RIKCADをお使いのユーザー様数名が集まり2016年&2017年総合グランプリ・2018年ガーデン大賞を受賞している
リックパースコンテスト最多受賞・米田由美子氏にスーパーテクニックをお話しいただきました。

:参加者:
エディア株式会社【北海道】山口氏・畑中氏/ 有限会社ビークリエイト【北海道】米田氏/ 株式会社ウエシン【兵庫】和田氏・竹野氏/
株式会社ボックスウッド【千葉】服部氏・青柳氏/ 株式会社ワイドアルミ【神奈川】四元氏・荻野氏/ タカヤ造園【北海道】玉川氏


 


「2017年にグランプリをいただいたこちらのパースは、ライトはオリジナルでつくっています。
面光源を使用していますが、光が弱いので光源をいくつかおいて光らせています。
庭をスポット的に切り取ったパースなんですが、実は見えない部分も作りこんでいます。
そうするには理由があって、太陽光の設定をした時に見えない部分の木の陰が
見える部分に影響を及ぼしたりするので見えないところにも物体を入れるようにしています。
色んな要素をいれるようにしていて見えない部分なので同じもののコピーでも大丈夫です。
横においたり奥においたり、色々な配置をするとレンダリングした時に、見える部分へ影響が出ると思います。」


「2018年にガーデン大賞をいただいたパースもさきほどのパースと同じ理由で、
かなり部分的なパースにもかかわらず、奥に建物や樹木など色々な要素が入力されています。

上の方から落ちる影がほしかったのでかなり高い位置に樹木を配置するなど工夫も。
あとはレンダリングの時のカメラの画角を気にしています。数字が大きくなれば広角に、標準で65度くらいです。
小さく45くらいにすると画角が縮まるというか、色んなものがぎゅっと凝縮されトリミングしやすくなります。
お好みにもよりますが、ぎゅっと凝縮されれることによって豊かな雰囲気がでると思います。


「芝生にも工夫があります。適度なサイズで作成した2種類の芝生を1枚ずつ色違いにして配置しています。
少しの色の違いができることによってレンダリングした時に、微妙な緑の濃さの違いがでるんです。
単一になってしまいやすい芝を少しの組み合わせで濃淡が違い自然な感じになると思います。
植栽に関しても、例えば高さ3,000の木をそのままダダっと並べるのではなく、
高さや幅を少しずつ変更すると見え方がちょっとずつ違ってきます。
それによって奥行き感も違ってきます。無造作なバラバラな感じになるようにしています。」


遠近感を出すには手前のものと奥のものをバランスよく配置することがコツだと思います。
このパースはバラを手前でぼかしつつ、奥にあるものもちゃんと見えるように配置しました。
特に奥側はパースにしたときに見えにくいからといって、手を抜かないようにしました。
手を抜くといくら見えにくいとはいえ、手抜き感が見えてしまうような気がします。
またパース全体のバランスを見る時は画面上でかなり小さくして、サムネイルサイズにして
見るようにしています。小さくした時にバランスがよいか、大きくした時の見栄えより
小さくした時のバランスの良さも重要だと思います。」


「普段はPhotoshopも使いますが、リックパースコンテストに応募する際はできるだけ
専用オプションソフトであるRIKプレゼンの”レタッチ”で仕上げたくて”レタッチ”で加工しています。
エフェクトをかけたレイヤーをとにかく重ねること!です。
まず光の加減などを変えながら10枚くらいレンダリングします。
その中から雰囲気の違うものを数枚選び、ベースのレイヤーは標準的レンダリングのパースにして、
その上に加算や乗算にして透明度を変えた他のレンダリングパースを重ねます。
「加算」は全体が明るくなるエフェクトです。このパースの場合は両端を暗くして、
真ん中を明るくしたかったので上に載せたパースレイヤーに「乗算」をかけ暗くし、
真ん中部分のみを消しゴムツールで消しています。
こんな風に何枚も何枚もエフェクトをかけたレイヤーを重ねることによって深みがでます。
色だけのレイヤーなどもあります。レンダリングしたままだと黄色っぽく仕上がってしまうことがあり
それをCADのレンダリングで色味を調整しようとすると手間がかかるのですが、
レタッチで紫~青系のグラデーションを作成して透明度を変えてのせると青味が追加され、
理想通りの色合いのパースになります。」

「私がもうひとつレタッチの機能でオススメしたいのは”スケッチパース”機能です。
“スケッチ”はラインを強調してくれる機能で、輪郭線を自動作成してくれる機能です。
ラインが濃くですぎてしまった場合はちょっとガンマ補正をつかって調整したり、
補正しても黒すぎる場合にはその部分だけ消しゴムで消したりして調整します。
スケッチパースで作成した輪郭線をレイヤーの「乗算」をかけて
ベースのパースに重ねれば非常にパキっとしたパースになります。
境界をくっきりするというか脇をしめるというか、なかなか良い効果がでます。

▲スケッチパース機能イメージ


「ご紹介したテクニックは時間もかかりますし、あくまでコンテスト用といいますか
普段の提案時にはここまで時間かけることは難しいと思います。
ですが、パースのクオリティにこだわることで新たな発見や感性に繋がるのでは、と思います。

【編集後記】
次々と明かされる米田氏のアイデアとテクニックの数々に参加者の皆様も釘付けになっていました。
丁寧にクオリティにこだわることは忙殺される日常では難しいことですが、
機会を設けて向き合ってみることも躍進するためには必要不可欠なのだなと感じました。


終了後、意見交換会にご参加の皆様にRIKCADの使用感についてアンケートを実施しました!回答を抜粋してご紹介します。

Q.1
RIKCADを使用しているメリット(良い点)を教えてください。

きちんと寸法を入れながら素材感を組み込みながら2Dも3Dも作っていける。表面的な部分だけの制作でも出来上がり3Dに遜色無い。積み木のようにセットしていける。2D画像だけでなく、3Dのビューやムービーも使えるところ。
高低差等で複雑な案件の時、考えているプランの欠点や過不足を3D上で発見したり、答え合わせのような事が出来るので助かっています。あとは外構だけに関わらず他社ソフトを使ってる方からもCGの綺麗さは褒められるので、やはりそこが一番だと思います。
お客様への提案のしやすさ。また、お客様だけでなく、社内でのイメージの共有もしやすい。

 

Q.2
RIKCADの操作面で自由性が高いメリットを感じますか?

テクスチャやオブジェクトを自由に追加出来たり、オリジナルに手を加えたり、既製品(1から作らなくても良いのもメリット)を加工出来たりするところ。
オリジナルで部材などを作り取り入れることができる
既存オブジェクトを変形させる事も出来るし、時間をかけてモルフ等駆使すれば再現出来ない物は無いのではないかと思っています。

 

Q.3
初めてRIKCADを操作した際、難しいと感じましたか?

マニュアル本を見てやってみました。手順通りやってみて特に不明な点はなかったように記憶しています
説明書が親切でしたので操作自体はスムーズでした。テクスチャの多さに戸惑いましたが、最初だけで、現在は多くて良かったと思っております。

 

Q.4
RIKCADには約140社の建材やオブジェクトが登録されていますが、RIKCADの中で製品を知りデザインに取り入れた事はありますか?

 


取材日 2018年12月10日

:取材協力:
有限会社ビークリエイト
代表者 米田由美子
所在地 北海道札幌市


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