エディア株式会社

導入事例

◆RIKCAD意見交換会◆Vol.1 エディア株式会社の設計&工事秘話

リックパースコンテストで大賞や優秀賞を受賞しているエディア株式会社山口 詩乃氏・畑中寛幸氏、
有限会社ビークリエイト米田 由美子氏を中心としたRIKCAD勉強会がエディア株式会社にて行われました。
RIKCADをお使いのユーザー様数名が集まり、エディア株式会社の設計・工事の秘話を聞かせていただきました。

:参加者:
エディア株式会社【北海道】山口氏・畑中氏/ 有限会社ビークリエイト【北海道】米田氏/ 株式会社ウエシン【兵庫】和田氏・竹野氏/
株式会社ボックスウッド【千葉】服部氏・青柳氏/ 株式会社ワイドアルミ【神奈川】四元氏・荻野氏/ タカヤ造園【北海道】玉川氏


 


「弊社は外構の設計の他にも、店舗や内装の提案なども受注しています。
お客様への提案・プレゼンの部分に特に力を入れています。
プランは第一印象できまる、最初でどれだけ感動してもらえるかが重要だと思っています。
プレゼンシートには表紙もコンセプトもつけるようにしています。
平面図・パース・カットなど画像のレイアウトにこだわり、ストーリーを感じさせるように構成します。
全体パースももちろん大切ですが、その瞬間やシーンを切り取った
カットパースの取り方もすごく気を使います。工事の話は畑中がご説明します。」


「RIKCAD9のカタログ表紙でデータ提供したニセコの別荘の案件での工事のお話をしたいと思います。
北海道では11月から雪が降りだし、春になると雪解け水が山からおりてきます。
この物件の裏手も山なので、冬が始まる前にどうにか土留め工事をしたいとのことで
冬前に建物後ろの土留めを行いました。高さが4m、距離は25mほどでした。
とりあえず冬はこれで安心だ、と。」


「春になり、工事再開しました。雪解け水で足元が泥まみれで大変でした。
最初は山から来る水を建物に近づけたくないということで
右側の溝に流れるようにしていたんですけど、せっかく水があるのにもったいないねという
意見が現場で出まして。それでその水を手前に引き込んで滝つくったらかっこいいのでは?
ということになり、契約後だったんですけど、お客様に提案しました。
偶然にもその方は滝が好きな方で、実はこの建物にも「滝」という名前をつけていることがわかりました。
それでRIKCADで滝をつくってもらって、提案しました。パース作成は米田さんに協力してもらいました。
完全に後付けの、現場の状況によって出たデザイン案でした。
設計書通りに工事するのではなく、状況に応じたアイデア・プレゼンが追加工事に繋がることもあります。


「石組みの後はコンクリート工事にかかりました。
施工寸法時を作成して、現地で合わせて型枠に生コンを流し込んでいく左官の技術も大きくかかわる作業です。
夏のカンカン照りの時はすぐ固まって大変です。」


「完成した写真がこちらですね。テープライトが仕込んであるのですが、
溝を作成してそこにテープライトを仕込んでいます。
アッパーライトなども地中に埋めてあり、コンクリート工事する前から照明計画をしています。
最初から最後まで全部のことを計算するようにしています、後付けだと無理がでてしまいますので。
このファイヤピットも苦労した部分です。焚火がしたいというご要望があり、
ガス式のファイヤピットを輸入して自然石の中に組みました。
ガスを引き込んでガスコンロみたいにつけられるシステムです。
ファイヤピットの囲いにはレンガ積みが多いようですが、雰囲気に合わない気がしたので石組みにしました。」


「この物件のお施主様は外国の方だったのでコミュニケーションが難しい面もありましたが、
理解してくれようとする姿勢も感じましたし、一つのことを気に入っていただけると
あとは任せた、という感じで進めやすかった部分もあります。
今ではニセコのちょとした観光名所的な家になっているそうです。
車が通る度に、みなさんゆっくり通って見て行かれるそうです。
工事は設計のデザインありきなんで、そこに近づけていこうとは思っていますが
現場の状況に応じて、お客様の意向を汲んでより良い形にしていくのが
一番の目的です。このニセコの物件はそれらがうまくかみ合ったと思います。


「このニセコの物件のパースについていくつかご説明します。
まず、この石組みですが石積み作成ツールで何個か固まりで作ったものを
分解し、積み上げた感じにして自然さを出しました。
石組みに流れている滝ですが、これは石をそのまま「水」の素材に変えただけなんです。
自然と石にそって水が流れているように見えます。」

⇒石積み作成機能紹介はこちら


「この階段に入れているライトはタカショーのバーライトです。
一番気軽に使えるのはこのバーライトじゃないでしょうか。
光の強さも変えられます。標準値は30なのですが、
光が強く見えるときもあるので数値を変えて微調整できるのが助かります。
色の変更も可能で、テープライトの表現にはもってこいです。
木にスポットライトをあてるときはもちろん木の下側に光源をおきますが
木の手前、真ん中あたりにも光源を置きます。
明るく木が見えるようにふわっと見えるようにするためです。」

⇒ライティングパースも含めたサンプルパースはこちら


このパースの水の青っぽい光は光源を青や紫にして配置しています。
水の中はバーライトだけだとくらいので光源をいくつか置いて調整しています。
室内のダウンライトも単独でも光りますが弱いので
天井の高さが3000だとしたら3000から100下げたあたりに光源をおいています。
その光源のまわりがふわっと光るようになるので、より明るく自然な照明にみえます。
設計の意図を伝える、空気感まで伝わるパースを心がけています。」

【編集後記】
山口氏のプレゼンへの熱意、畑中氏の工事の際の臨機応変さ、
米田氏のパース作成へのこだわりやテクニックなどを聞いて、参加者の皆様は感嘆しきりでした。
Vol.2ではリックパースコンテスト最多受賞者である米田氏にパース作成秘話をお話しいただきました。
合わせてお読みください。


取材日 2018年12月10日

:取材協力:
エディア株式会社
代表者 代表取締役/CFO 櫻井 清隆 // 代表取締役/CEO 高橋 正樹
所在地 北海道札幌市


導入事例の一覧に戻る